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お墓にお供える仏花!造花でも問題ないですか?

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お墓参りの際にお供えする花を仏花と言います。
この仏花ですが、近年生花ではなく造花をお供えするという方が増えてきているのです。
しかし、造花をお供えしてもいいの?と考える方もいらっしゃるでしょう。
今回は、仏花を造花にするメリットについて詳しくご紹介いたします。

そもそも仏花とは?

仏花をお墓や仏壇にお供えするのは、仏教において生命の儚さを伝えるためと考えられています。
花は美しく咲き誇り、やがて日数が経つと枯れてしまいます。
私たち人間や動物もまた、同じ日常を繰り返していても老いは自然に訪れ、みんな平等に寿命がやってきます。
花の一生と人間の一生は似ており、この花を通して仏さまは命の尊さを私たちにお教えしているのです。

仏花は生花でも造花でも問題ありません

結論から述べると、お墓参りの際にお供えする仏花は必ず生花である必要はありません。
もっとも大切なのは、生花でも造花でもご先祖様や故人への供養の気持ちを持って、お墓に手を合わせることです。
昔は一軒家が多く、庭先に植えた花をそのまま仏花にしている家庭が一般的でした。
しかし、近年はアパートなど畑を持たない家庭も増加してきており、時代の流れに合わせてお花屋さんで仏花を買ってお供えするのが主流になったのです。

そんな中、最近は生花だけでなく、造花の仏花が多く発売されるようになりました。
今となっては全国的に造花をお供えするお墓も増えましたが、実は以前から長崎や熊本など気温が高くなる地域では造花が使われてきました。
特にお盆の時期は、気温の高さによってたった1日で生花が枯れてしまうことも。
こうなると、枯れた生花に虫が沸いたり、短期間で水が腐って異臭の原因になったりします。
また、枯れてしまったお花がお供えされていると、そのお墓の景観にも影響を及ぼします。
このように造花をお供えするのは、ご先祖様が眠るお墓を常に美しく彩るための工夫でもあるのです。

生花と変わらない見た目の造花もある

造花と言うと、いかにも人工物といった見た目のものをイメージする方も多いでしょう。
しかし、近年は技術が進み造花と生花の見分けがつかないようなクオリティの高い商品も少なくありません。
また、どうしても造花に抵抗があるという方におすすめなのが、ブリザーブドフラワーです。
これは生花を特殊な液体の中に沈め、水分を抜いた花のことです。
最近では母の日や結婚式の贈り物でよく見かけますが、仏花用でも数千円で購入することが可能。
ブリザーブドフラワーなら水分が抜けているので、暑い時期でも花が枯れず水に虫が発生する心配もありません。

<まとめ>

造花をお供えすること自体は、何ら問題がありません。
ただし、仏教的な教えに背いていると考える親類の方やご住職もいらっしゃるようです。
そのため、他のお墓の様子を見て生花か造花を選択するのがおすすめです。
もちろん、造花をお供えしたからと言ってお墓参りをせず、お墓を掃除しなくても良いというわけではありません。
生花、造花問わずお彼岸やお盆の際は家族でお墓に行き、日々の感謝の想いを伝えることを忘れないでおきたいですね。

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